どうも、よいとまけです。
岐阜基地航空祭で、というか、航空祭で熱いのが個人的にエンジンの展示。
飛行機の動力たるエンジンは見ておいて損はないだろう。
まずなんやねん。
と言いたい人のほうが多いのではないだろうか。
この灰色の形をしているものはエンジンの側面についているパーツである。
現在、自得体で採用されている戦闘機F-15イーグルのエンジンである。
もともとこのエンジンを搭載するF-15は米国で開発された戦闘機のため、プラット&ホイットニー社のエンジンが積載されているが日本で運用されているF-15はIHI社製のエンジンを積載している。
しかしまぁ、この配管、バルブ、高空で運用される飛行機の必要最低限の装備。
クッソかっこいいと思うよな?
この金具一つ一つをとっても職工や携わった人間を垣間見ることができる。
製品一つずつに印字されている刻印やラバースタンプにより押されたであろうパーツナンバーを血眼になって画像から見つけ出してほしい。
仮にそれがロボットが行ったものだとしても、制御しているのは人間。
うん、やはり動力、エンジンは見ていて飽きない。
アウター側からくすんだ鼠色のチタン鍛造金具(ウェブ面とリブ面のマシニング跡から推測)二本に挟まれているナブテスコ製のF100金具。
こちらはアルミ鍛造材だろうか。強力な圧力にさらされるエンジンは随所に高力系の合金や非常に硬度が高い金属がふんだんに使用される。
自衛隊の方が気を利かせてくれて懐中電灯で照らしてくれた。
高温にさらされるF100の中でも命というべきところ、だと思う。
小さく金具に文字が彫られているのがわかるだろう。
バイブロペンでじりじりと彫ったのだろう。この文字のぶれ方は作業者が丹念にかきあげたもの。かっけー。
その隣の溶接後についてもよくぞこんな小さい場所に・・・と感嘆する。
航空自衛隊を退役したF-4ファントムのエンジンも展示してあったので適当に撮影。
これはありがたい。
人が全然いない。
それもそのはず。写真撮ってるとき、機動飛行みたいなのやってたからね。
航空自衛隊で採用されているC-2輸送機のエンジンであるCF-6。
KC-10Aエクステンダーに搭載しているエンジンと同じタイプのエンジンだ。
このエンジンのチタン削り出し部材だろうか。
ここにもバイブロペンの跡が見える。
川重明石さんの社員が彫ったのかわからないが、これも熱い・・・!
ものつくりの魂なんだよね。刻印やバイブロの足跡は。
大満足のエンジン見学でした。私入れて2.3人しかいなかったのも良かった。
ではまた~。